日本による韓国併合時の、「創氏改名」をテーマにした物語である。
熱演されている役者の方々には申し訳ないが、俺が一番嫌いなテーマの芝居だった。
併合の際、現地の人々に犠牲を強いたことは紛れもない事実だろう。
現在の韓国や北朝鮮の人が、日本国や日本人を憎むのは当然だ。
反日ソングがヒットしている韓国で、この手のテーマの芝居を上演するのは非常によくわかる。
韓国の劇団ではなく日本の劇団が上演するというのは、どういう了見なのだろうか。
自虐趣味としか言いようがない。
朝鮮半島がロシアや支那に支配されたら日本も占領されてしまうという危機感から、朝鮮に進出したのが原点だろう。
どこの国でも自国を守ることが最優先である。
他の国を護るために、自分の国を犠牲にした国が、歴史上にでもあるのなら教えていただきたい。
そのような国があったとしても、きっと滅びているだろう。
芝居の中で、普段は優しい日本人が残虐になるときの合言葉は「愛国心」だという趣旨の台詞があった。
「愛国心とは、ならず者達の最後の避難所である」(サミュエル・ジョンソン)
右翼又は保守系の思想を持つ人物を蔑む時に、しばしば引用される言葉。
他に打ち込む事がないから、あるいは他に誇れるものがないから憂国活動等に力を注ぐのだろうというのが、この言葉の趣旨のようだ。
社会的成功を手中にする可能性がゼロに近い俺からすれば、確かに少し耳の痛い言葉ではある。
ただ俺は、退屈だから、あるいは他にすることがないから「愛国心」を持ったわけではない。
本当ならば国のことは政治家にまかせて、バドミントンをしたり、漫画を読んだり、テレビを見たり(主にプロレス)していたいところである。
とにかく日本の現状は悪過ぎるとしか言いようがない。
あちらこちらで火の手が上がっているのだ。
日本人の力を結集して、大火事になる前に食い止めなければならない。
その燃え上がる炎からすれば、俺のこの文章などは盃一杯の水程度の力もないだろうが。

